九州築地

本桜鱒

サクラマスの生き方に寄り添い育む

一般的なサーモン及びサクラマスの養殖は淡水で生まれた魚をある一定の期間海水養殖した後に出荷、もしくは出荷まで淡水でのみ養殖の後に出荷することがほとんどです。一方「本桜鱒」はサクラマスの生き様をリスペクトし、本来の生態・習性を損なわず、天然の習性と同じように淡水で生まれた稚魚を一定期間海水で育て、再び淡水で育成するという方法で育てられます。

幾代にも及ぶサラブレッドの系譜

宮崎の温暖な気候の中で育つことができた親から稚魚が生まれ、その稚魚たちがさらに温暖な気候で育てられる。その他にも成長が速いことや丈夫に育つという特徴をもつ魚を選び、家系を作っています。私たちのサクラマスは親から子供がとれるまでに2年かかり、これまでに約10年かけて5世代つなぎ、累計で100万尾以上のサクラマスを継代、掛け合わせ、サラブレッドを作ってきました。今もサラブレッドをより厳選するために地道な研究を続けています。

自然な色味を活かす

サケやマスはもともとは白身の魚ですが、天然ではエビやカニなどの甲殻類を好んで食べるため、身もその卵であるイクラも真っ赤に染まります。通常、養殖の場合はあらかじめエサに赤い色素が含まれたものを与えることで、身が赤くなるようになっています。私たちがサクラマスに与えるエサには赤い色素は含まれていません。そのためサクラマスの身は真っ赤には染まらず、サクラマス本来の自然な桜色になります。また、イクラも赤い色素が体内に入らないため、本来の卵黄の色である美しい金色のまま収穫をすることができます。


「本桜鱒」は商標登録されています